How to Catch & Release
リリース方法

魚は水の生き物です。

20秒ルール


何が20秒?!

魚は水中でしか呼吸できません!空気中で20秒以上たつと生存率に支障が出るという科学的重要なレポートがあります。ですから釣り上げたら20秒以内でリリースを。それ以上時間がかかるときは魚を窒息させないためにいったん水中に戻し呼吸させます。

フックはバーブレスを使おう!

素早くフックをはずせるようにフックはバーブレスを使ってください。魚へのダメージを少なくできます。(フックにカエシの付いている場合は、ラジオベンチなどで返しをつぶすようにしてお使い下さい。バーブレスフックと同様の効果が期待できます。)

写真は素早く!

魚を写真に撮るときも20秒ルールを!!時間がかかればかかるほど魚の生存率は下がります。もし時間がかかる場合は魚をいったん水中に戻し、魚の呼吸を十分ととのえてからにします。

計測も素早く!

魚のサイズを測るにも素早く!20秒ルールを!!長さを測る場合には、前もってメジャーを用意しておいてください。用意ができるまで魚はかならず水中に。

フック・オフ・ツール(ハリハズシ)を用意!

魚のダメージを最小限に抑えるためにフックオフツールを!(ハリハズシ、フォーセップス等)これらを使い分ければ素早くハリをはずせます。釣行の際にぜひ持っていかれることを強くお勧めします。

ノン・ドライ


ノン・ドライつてなんなの?!

魚の体表面は『ヌメリ(粘液)』で覆われています。キズ、カビ、細菌などから体を守るためにとても重要です。「乾燥=ドライ」すること、乾燥したものに触れることはヌメリの破損につながる最大の原因です。その結果、組織が傷つきリリースした後の生存率が低下することになります。ですから「ノン・ドライ」なのです!

ランディングツールを使おう!

魚をキャッチするには「濡らしたランディングネット」などを使いましょう。特に、ラバー(ゴム)製のランディングネットあるいはリリースネットは濡らして使用すれば魚の表面が傷つきにくく、リリースする際には最適なツールの一つです。

乾いたところに置かないで!

コンクリート、砂地、岩、土など乾いた地面に直接に魚を置くとヌメリが取れ、組織が傷つきリリースした後の生存率が低下することになります。このような場所に魚を置かないように十分気をつけることです。

つかむなら手を濡らそう!

直接つかまないのが理想的ですが、やむをえずつかむ場合は「必ず手をぬらして」からにします。ぎゅっと握らず、やさしく持つことを心がけ、しかも、ヌメリをできる限り取らないようにすることです。

リリースは優しく!

リリースする際は、そっとやさしく逃がしてやってください。魚の動きが鈍くなった時は魚を完全に水に浸け、頭部を上流に向かせて呼吸を促進させ回復してからリリースしてください。

より効果的なリリース方法はその他にも様々あります。
魚にとってダメージを最小限に抑えることを心がけリリースしてください。

※この文章はジャパンゲームフィッシュ協会のキャッチアンドリリースの解説を参考にしています。